|
クラウンデボンの陶器は当初フィールディングスと呼ばれていた会社によって生産されました。初期に作られたものにはCrown
DevonではなくS.F and Co.のマークが入っています。しかし、次第に社名としてクラウンデボンという名を使うようになり、現在ではクラウンデボンの名がよく知られています。
クラウンデボンという名はデボンというカウンティの名前からとられたものですが、工場は実際には陶器生産で有名なカウンティであるスタフォードシャーのストークオントレントにありました。
会社は19世紀後半にサイモンフィールディングによって設立されました。1878年その息子のアブラハムにより会社は引き継がれ、その地で大きな発展を遂げたのです。そのころには当時人気のあったマジョリカ焼という陶器を専門に作っていました。
1890年代の初期にヴェラムという陶器のシリーズが発売され、大成功をおさめました。それから多年に渡りこのシリーズで新しいデザインが発表されました。これにはロイヤルデボン、ロイヤルイートン、ロイヤルチューダー、ロイヤルサフォークなどのロイヤルのついたデザインがたくさんあります。20年以上の間これらは同社のベストセラーでした。他には川や都市の名前のついたデザインのロイヤルシリーズもあります。
1920年代には流行も変化し、新しいアールデコスタイルが登場し、アールデコのデザインをほどこした鮮やかな光沢のある水差しや花瓶が特に人気を集めました。これらは今でもコレクターに人気があります。
記念品としての陶器類のほかに動物やオルゴール付き水差しなどの新しいデザインも数多く作られました。またこの時期にはアールデコスタイルのデコラティブな女性像を生産し好評を得ました。特にキャサリンパーソンズやオルガハーツェックなどのアーティストによるものはすばらしいものです。
20世紀までデコラテブな陶器の生産を続けましたが、結局1982年に幕を閉じました。
英文を読むためのヒント
-pottery 陶器類、陶器製造所 -lustre
光沢、つや
-glowing あざやかな
-collectable 学習ページ参照
-figure
彫刻などのように人の姿をかたどったもの。
-musical
jug ねじまき式のオルゴールが水差しの下についたもの
-novelty
なにか新しいものや変わったもの。また小さなおもちゃや飾りなどを意味する場合もあります。
-commemorative
記念の -striking
人目をひく、注目すべき
|